アメリカン・レジリエンス運用戦略

アメリカン・レジリエンス運用戦略

アメリカン・レジリエンス運用戦略

 
 
概要

ブランド、ネットワーク、ライセンスなどの複製が困難な無形資産を特徴とする、高クオリティの主として米国企業に集中投資する運用戦略です。運用チームはボトムアップのファンダメンタルズ分析により、長期にわたって高い投下資本利益率を維持できる、適正なバリュエーション水準にある高クオリティ企業に投資します。財務的に重要なESGリスクと機会の分析、およびファンド・マネジャー主導のアクティブなエンゲージメントは、運用プロセスの中核をなすものです。当運用戦略は、困難な市場環境においてダウンサイド・リスクを抑えながら魅力的な長期リターンを創出することを目指します。

 
 
運用手法
概要

運用チームは、レジリエンスを実証する企業、すなわち、人材、既存資産、ブランドの価値を守りつつ、適応し、革新し、成長することができる企業は、長期的に株主の資産を複利的に増やすことができるポジションにあると考えます。当運用戦略では、持続的に高い投下資本利益率と成長性を持つ高クオリティ企業、すなわちコンパウンダー企業のみに投資します。コンパウンダー企業への投資には長期的なアプローチが必要であり、上昇を追い求めるのではなく、投資資産の長期的な損失リスクを最小限に抑えることに注力する必要があります。

 
特徴
高クオリティのコンパウンダー企業で構成されるポートフォリオ

回復力のある収益を持つ経営が順調な高クオリティ企業の発掘において優れた実績を持つ運用チームが投資対象を厳選し、集中投資型ポートフォリオを構築します。これには、必要不可欠なソフトウェアやサービスを提供するIT企業、生活に不可欠な製品を提供するライフ・サイエンスや医療機器企業、世界的に有名な消費者ブランド・フランチャイズなどが含まれます。また、産業界のプロフェッショナル・サービスや金融業界のペイメントなど、よりニッチな業界においても、低資本で収益性の高い企業を発掘しています。

重要なリスクの管理

資産保全は、長期的に複利運用を行うための重要な要素です。当運用戦略は、上昇を追い求めるのではなく、投資資産の長期的な損失リスクを最小限に抑えることに注力しているため、長期にわたり非対称的なパフォーマンス特性を示すと考えます。これは、困難な市場環境下において、ダウンサイド・リスクを低減しながら魅力的な長期リターンを提供するという、当運用チームが長年にわたって提供してきたグローバル運用戦略の特徴でもあります。

長年にわたるアクティブ運用の実績

高クオリティ企業への投資に25年以上携わってきた経験豊かで人材豊富な運用チームは、その経験に裏打ちされた運用プロセスと銘柄選定基準を用いて、当運用戦略を運用しています。

 
 
 
運用プロセス
高いクオリティ銘柄に投資-コンパウンダーの効果
 
コンパウンダーの発掘方法
1
利益の高い企業を発掘
  • 借入金に頼らずに投下資本利益率が高いこと
  • 高い粗利益率(価格支配力)
  • 資本集約度が低いビジネスモデルによるフリー・キャッシュフローの創出
  • 強固なバランスシート
  • 株主への還元
2
利益の持続可能性を確認
  • 高い参入障壁を保ちながら、ブランド力などの堅固な無形資産を維持する能力
  • 環境や社会面の問題を含む重大な脅威に対しても抵抗力のある持続可能な利益
  • 新規参入者に対抗できる支配的な市場占有率
  • 安定した売上:反復性のあるビジネスによる継続的な収益
  • しっかりとした有機的成長と地理的な分散
3
利益の持続に注力している経営陣
  • 売上や一株あたり利益成長よりも、投下資本利益率に着目する姿勢
  • 規律ある資本活用
  • 革新とフランチャイズへの投資へのコミットメント
  • 経営陣のインセンティブのレビュー
  • 健全なガバナンス構造
  • ESG要因を含む、重大な問題または機会への関与
4
バリュエーションを確認
  • 会計上の利益ではなく、フリー・キャッシュフローに着目
  • フリー・キャッシュフロー利回り、ディスカウント・キャッシュフロー・モデル、EV/NOPAT比率*を使用
    * EV(企業価値)=時価総額+純負債、NOPAT=税引後営業利益
 
 
 
 
運用チーム  
William Lock
William Lock
 
インターナショナル・エクイティ運用チーム責任者
Bruno Paulson
Bruno Paulson
 
マネージング・ディレクター
Nic Sochovsky
Nic Sochovsky
 
マネージング・ディレクター
Marcus Watson
Marcus Watson
 
マネージング・ディレクター
Alex Gabriele
Alex Gabriele
 
マネージング・ディレクター
Richard Perrott
Richard Perrott
 
エグゼクティブ・ディレクター
Isabelle Mast
Isabelle Mast
 
エグゼクティブ・ディレクター
Anton Kryachok
Anton Kryachok
 
エグゼクティブ・ディレクター
Marte Borhaug
Marte Borhaug
 
ESG責任者
 

運用チームのメンバーは予告なく変更される場合があります。

 
 
 
リサーチ・レポート
 
 
 
 

ご案内の運用戦略の中には、日本でご紹介していないものも含まれています。また、受託資産額が運用上限に達したため受託を一時的に停止している運用戦略が含まれている場合があります。詳細につきましては、お問い合わせ下さい。

リスクについて

受託資産の運用は、受託資産に組入れられた株式その他の有価証券等の価格変動リスクや株式その他の有価証券等の発行体の信用リスク等による影響を受けます。受託資産の運用による損益はすべてお客様に帰属し、元本が保証されているものではなく、元本損失又は受託資産に関して行われる取引に際し預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回ることとなるおそれがあります。個別の受託資産ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、投資一任契約を締結する際には、契約締結前交付書面をよくご覧ください。

受託資産の運用に係る費用について

投資顧問契約及び投資一任契約に係る投資顧問報酬として、契約資産額に対して年率2.20%(税込)を上限とする料率を乗じた金額が契約期間に応じてかかります。投資一任契約に基づいて投資信託を組み入れる場合は、投資する投資信託に係る費用等が投資顧問報酬に加えてかかる場合があります。また、一部の戦略では投資顧問報酬に加えて成功報酬がかかる場合があります。その他の費用として、組み入れ有価証券の売買手数料、先物・オプション取引に要する費用、有価証券の保管費用等を間接的にご負担頂いただく場合があります。これらの手数料等は契約内容、契約資産の額、運用状況等により異なる為、事前に料率、上限額等を示すことができません。

当ページの情報は、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント株式会社(以下、当社)が、投資一任契約においてご提供する運用プロダクトについての情報提供を目的として作成したものです。本資料は当社が信頼できると判断した情報を元に、十分な注意を払い作成しておりますが、当社はその正確性や完全性をお約束するものではありません。